2014年11月27日木曜日

朱色の器 ・・・




こんにちは 北市漆器店スタッフ Hiroko KITAICHIです。

漆器の代表的な色の一つに 朱色があります。

一般的には 朱肉の色のように 赤にオレンジがかった色を朱色といいますが、

元来は 天然赤色顔料 辰砂(しんしゃ)cinnabar red の色で 色名としてはこの色をさします。

今では 人工顔料の 銀朱(ぎんしゅ) vermillion red バーミリオン が多く使われ

JISの慣用色名もこちらの色をさします。

単に 漆器の朱 と言えども 色々な色や表現があります。




洗い朱と 表現された色もあります。




黄味を帯びた 丹色(にいろ) に近い朱で 

いくらかの朱を混ぜたうるしで 刷毛目を付けた漆器をさすこともあります。


漆器の世界では 本朱・朱・銀朱・洗い朱・茜色・赤色・・ 等々

正直  各職人さん・各工房・各メーカーによって 思い思いの表現があります。


朱色は 歴史的に中国では 高貴さの象徴・・・

日本においても やはり 愛されている色・・・

日々の生活の中で 朱色を意識して見ませんか?


アメーバーブログ エルさんの http://ameblo.jp/tatuyuta/しあわせな器たち
老舗漆器屋の女将が漆器の新しい使い方・楽しみ方・可能性のご提案をさせていただいています。四季折々の地域での交流を織り交ぜながら・・・
 

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